株式会社ネクストライフ代表の防犯アドバイザー坂本一成です。
先日は長引く風邪を侮ってしまい不覚にも肺炎に成ってしまいました。
私のビジネスは特殊ビジネス、代役のいないスペアが存在しない防犯アドバイザーと言う仕事を今回は嫌と言うほど知らされました…
ドクターからは「入院するか点滴を毎日打つかどちらにする」と選択を迫られ、点滴を毎日7日間連続で打つことに決めて病院に通いました。絶対安静と言われたにも拘らず、休めない防犯教室や防犯アドバイスに挑んだ2週間(11月6~15日)でした。体調管理(特に食事管理)と身体を鍛えることをこれから日課としていきます。
そんな私が苦しむ中でも日本全国で起きる犯罪は待ってはくれません!!
〇新潟市で女性が刃物に刺され殺害された事件
埼玉県上尾市出身の斎藤涼介容疑者(25)。斎藤容疑者は15日夜、新潟市中央区で、石沢結月さんを刃物で刺し殺害した疑いがもたれています。
新潟県警は、石沢さんの死因について、複数回刺されたことによる「失血死」と発表しました。
〇青森・八戸市で、小学6年の女の子が、刃物で首を切りつけられた事件
FNNが入手した事件直前の防犯カメラの映像には、女の子の後ろを歩く容疑者とみられる少年が、近づいていく姿が映っていた。ランドセルを背負う女の子のすぐ後ろを、リュックサックを背負った白い服の人物が歩いていく。
この人物とみられているのが、殺人未遂の疑いで逮捕された、市内の中学校に通う14歳の少年だった。逮捕された少年(14)「しばらく前から人を殺したかった。誰でもよかった」
青森・八戸市で12日、小学6年の女の子が刃物で首を切られ、全治3週間のけがをした事件。殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、市内の中学校に通う14歳の少年だった。
事件直前の12日午後4時40分ごろ、現場から300メートルほど手前で撮影された映像。
ランドセルを背負う女の子の後ろを、少年とおぼしき人物が歩いている。
車が多く行き交う道でも、特に気にする様子もなく、女の子の後ろをつけているように見える。さらに、女の子が道を曲がると、同じように曲がり、5メートルほどの距離を保ちながら、女の子の後ろをついて行った。
FNNプライムの記事より引用
これらの事件で犯罪者の行動と心理を探りたいと思います。
先ず新潟の事件は被害者女性の行動を把握して待ち伏せていた可能性が有ります。犯罪者は最初から「被害者女性」を殺すつもりでいたと思います。何度も何度も執拗に刃物で女性をめった刺しにする行動は「憎しみ」を感じます。
このような行動に犯罪者が移す前に「サイン」があった可能性もあります。危険を察知する感「第六感」的なものが働くと事件を回避できる可能性が有ります。時間や歩くルート等、行動パターンを変える事や第三者に相談する事で流れは変わる事も有ります。
次に青森県の女児の被害事件です。
逮捕された少年は最初から「カッターナイフを使って殺すつもりだった」そして「誰でもよかった」と言っています。報道で事件の前に被害女児にぴったりと付いて、後ろから尾行する少年が映っていました。5メートルの距離を保ち被害女児に気付かれない様に「同じ歩調で歩く姿」がとてもショッキングでした。
周りを警戒する動作を子供たちにも教えています。
特に狙われない行動とは「後ろを振り返る癖」だと私が指導する防犯スポーツ教室®で言っています。
犯罪者は「後ろから忍び寄る」もしくは「蜘蛛の巣を張るように待ち伏せする」と教えています。犯罪被害者にならないために「私は大丈夫!被害には遭わない!」と過信してはダメです。
一人で歩くときには昼間でも人気がないところの場合は
「常に周りを警戒し特に後ろを警戒して振り向く行動」が大事です。犯罪者は「見られること」「気づかれること」がとても嫌なことで「犯行を諦める可能性が高い」と私は思います。
※特定の人に対しての殺意や犯意はこの限りではありません、どんなことが有ってもターゲットになった人を襲う可能性が高いと思います。その時にも「警戒動作」でギリギリ逃げる事や命を守る行動がとれると思います。防犯ブザーやホイッスルを携帯することをお勧めします。訓練を行わないといざと言う時に「声が出ないこと」と「命を守る行動」が出来ない事を知っておいてください。