6月6日に宗像市で九州幼児教育センターの毎年恒例の平成17年から13年続く保育士さん向けの「防犯セミナー」の講師をさせて頂きました。
今回は防犯セミナーと言うよりも「危機管理セミナー」の内容が濃く出ました。
13年前には無かったモノ「スマートフォン」の存在がかなり危機管理という面で外せない大事なものになりました。スマートフォンの普及とともに犯罪も傾向が変わりました。
それはストーカー被害です。
リアルストーカーの存在の怖さは今も昔も変わりませんが「ネットストーカー」は今からの時代かなり注意して行かないといけないと感じます。何故そう感じるのかというと利用者のSNSの利用モラルや危機意識の低さが大きな問題だからです。上手な付き合い方、活用法を学ばなければならないと感じ、特に投稿のモラルやタグ付け、チェックイン、GPS機能の理解、個人情報の書き込みや情報漏洩は特に気を付かなければ成りません。
犯罪被害者になる確率は正確に分かりませんが、宝くじの1等賞よりも当たる確率が高いと思います。それに怖いことにSNSの投稿によって閲覧者から過激な攻撃を受けたり、最悪犯罪者になる可能性も大いに高くなってきました。
それに最近何かと世間で問題視される「セクハラ・パワハラ・モラハラ」は今に時代は誰にでも起こりえる問題です。
勿論、被害者にも加害者にも両方なり得ます。
90分ノンストップセミナーの中盤から私の本気モードスイッチが「カチッと」入りました…厳しい言い方になりますがセミナーを受けている保育士の方の「聴く姿勢」がどうしても私のスイッチを入れる結果になったのです。
どこか他人事のように感じている保育士の方が何人か見受けられ…
その結果私は大きな声で「皆さんは本気で安全対策・防犯対策を学ぶ気はありますか?考えていますか?皆さんの身の安全を確保する術を学びたいですか?あなたの危機意識が低いと守るべき大切な子供の命を守れないですよ!」それに「自分自身の身を守れない人間が他人である子どもを守れるはずがない。」「想像してください、あなたが子供を預ける保護者です、今のあなたに大切な子供を預けることができますか?」と語気を強めて全員に熱く問いかけました。
危機を予測し犯罪者になった気持ちで犯罪者の動線を考え、子どもを守る訓練が必須です。
頭だけの学びでは本当の危機的状況になった時に大切の子供たちと自分自身を守ることはできません。
これからは保育士の方に「不審者対応訓練の実演」と「それぞれの施設の防犯対策、事故対策マニュアルの策定」が必須です。
教育関係者や保育士、看護師、ドクターなどの「防犯セミナー」の必要性をとても感じています。ご相談は坂本一成までご連絡ください。